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「意思決定をアルゴリズムに置き換えるべきか」。Nと答えると、MATEはその返事も受け止め、次の記録へ案内してくれた。

『MATE』は、ハッキングを題材にした短編ナラティブゲームだ。派手な画面を操作するより、ログや文書を読んで、MATEの問いに返事をする時間が中心になる。

操作は黒い端末への文字入力。ログや文書を読み、問いにはYかNで返事をする。今回はひとつの結末まで遊んだ。ここでは序盤のやりとりを中心に、核心の展開は伏せて紹介する。

面白いところ
文書を読み、返答し、コマンドを入力する流れが、判断を委ねることへの物語の問いにつながる。
気になるところ
後半は画面の指示どおりコマンドを実行する場面が多い。自力で手順を解くパズルを求める人には、推理の余地が少なめ。
こんな人に
短い文章を読み、選択の意味を考えながら進むナラティブゲームが好きな人。
MATE
ジャンル
短編ナラティブ / ハッキングテーマ
遊ぶ場所
ブラウザ版(公式サイト)
料金
無料(PlayBridge掲載、2026年10月23日確認)
言語
日本語・英語
今回の範囲
日本語版を開始から1つの結末まで
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文書を読むため、コマンドを打つ

MATEに教わったコマンドで、Kという人物の公開アーカイブへ入る。LISTで文書の候補を探し、READ_TXTやREAD_MDで開く。ボタンを押せば済む作業をわざわざ打ち込む手触りが、記録をのぞき込んでいる気分に近い。

MATEのターミナルに公開アーカイブへのアクセス成功と、文書一覧を表示するLISTコマンドの案内が表示されている
ACCESSで公開領域へ。LISTを入力すると、読む文書が見つかる。

最初の文書は、食べることや愛する人を選ぶのも人間の決断であり、最善のアルゴリズムに全てを委ねるのが自由なのか、と問いかける。別の文書は感情を計算上のノイズと捉える。読む内容が、次にMATEから問われることの手がかりになる。

Kが残した文書に、食べるものや愛する人を選ぶことは人間の決断であり、最善のアルゴリズムに全てを委ねるのが自由なのかという問いが記されている
Kの文書が投げかける問い。次の返答はプレイヤーに委ねられる。

返答に、MATEが言葉を返す

「意思決定をアルゴリズムに置き換えるべきか」という問いにNと答えると、MATEは不便さを楽しむのも生存戦略かもしれない、と返した。賛成か反対かを選ぶだけでなく、その答えを受けた会話が続き、次のアーカイブへつながっていく。

感情をノイズとみなす文書の後、意思決定をアルゴリズムに置き換えるべきかとMATEが問い、YかNで答える入力欄が表示されている
文書を読んだあと、考えをY/Nで返す。

文書で読んだ主張に、自分も返事をする。そのたびにMATEが言葉を返すので、文章を読むだけより会話に加わっている感じがある。何気ない許可や返答も、少し慎重に選びたくなる。

先へ進むほど、指示を実行する比重が増す

深層領域へ進む段階では、MATEが支援プロトコルの許可を求める。許可した後は、次のコマンドが画面に示され、確認して実行する流れに変わった。後半には制限時間のある演出も入り、緊張感は増す。

深層領域へ進んだ後、MATEが支援プロトコルの許可を求めているターミナル画面
支援を許可すると、次に行う操作が案内されるようになる。

ただし、自由に端末を探り、自力で仕組みを解くハッキングパズルとは手触りが違う。後半は表示された長いコマンドを順番に打つ場面が多い。推理の自由度より、案内に従って進むこと自体に含みのある短編を読みたい人に勧めたい。他の回答分岐と音声は未確認。

つくった人たち

次の問いには、どんな返事をするだろう。

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