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『Mem Reactor: The Last Cake』は、能力と困りごとを交互に積み上げ、月へ誕生日ケーキを届けるゲームだ。
4〜8人で画面を回し、能力や解決法を考えるパーティーゲーム。作者は自分の案を入力する遊び方も紹介している。今回は既成カードだけを選び、一人で6ターンのプレビューを遊んだ。
遊んだのは英語UIの無料ブラウザ版。最後は『CAKE DELIVERED.』と表示され、6手の履歴も読み返せた。
- 面白いところ
- 能力を加え、問題を直すたびに別の代償が生まれる。6手の選択が月へのケーキ配達という短い物語になる。
- 気になるところ
- カードの説明は英語。問題カウントが0になっても新しい代償は残るので、数字だけを追うと話を見失いやすい。能力と条件の文章を読む遊びが中心。
- こんな人に
- 奇妙な条件を足しながら因果の連鎖を作る遊びや、友人と即興で物語を膨らませるゲームが好きな人。
- ジャンル
- 物語づくり / パーティーゲーム
- 遊ぶ場所
- itch.io ブラウザ
- 料金
- 無料
- 表示言語
- 英語
- 公式案内
- 4〜8人のパス・アンド・プレイ。ソロ6ターンも案内
- 今回の範囲
- ソロで6ターン完了。対人プレイは未確認
力を得ると、ケーキに新しい問題が起きる
最初に選んだRocket Heelsは、空っぽの月面を駆ける能力。その勢いで、かかとの排気がケーキを焦がした。画面には力と問題がセットで示され、未解決のトラブル数も1に増える。

次のCandle Skatesは、炎をケーキ台の下のろうそくノズルへ通す解決策。焦げる問題はなくなるが、今度は停止するとろうそくが消える。「止まらず滑り続けなければならない」という条件に置き換わった。困りごとを解決したはずなのに、配達はますます奇妙になっていく。

逆さのケーキも、顔に張りつく缶も解決していく
3手目のGravity Bootsは、漂流せず歩ける代わりにケーキを逆さにしてヘルメットへ引き寄せた。4手目のCeiling Tableは重力場を台へ移し、ケーキを水平に保つ。その代わり、配達人が逆さ歩きになる。
続くMagnet Pawsで宇宙船の外壁に張りつけるようになると、今度は金属缶が顔にくっつく。Orbit Trayは缶を配膳台のように周回させて解決するが、ゆるんだフォークまで軌道に入り、アイシングを刺しそうになる。問題の種類が一手ごとに変わり、前の設定を次の案で使い回す発想が見どころだ。
解決の履歴が、配達日記になる
6ターン目の最後には「CAKE DELIVERED.」。履歴には3回の変異と修正が並び、「EVERY PROBLEM REINVENTED」と締めくくられる。ロケットを付けたところから、缶を衛星のように回すところまで、一つの配達が短い因果の物語としてまとまった。

奇妙な設定を受け取り、それを別の案で使い直す遊びに惹かれる人に合いそうだ。ただし文章は英語で、修正後に問題カウントが0になっても「新しい代償」は残る。数字だけでなく、何が変わったかを読み続けるゲームでもある。今回はソロのみなので、複数人で案を出し合う進行はまだ試していない。
つくった人たち
問題を直すほど、配達の条件が変わる。
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