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『SaboNOON』は、学校を抜け出した二人の会話を選択肢で進めるオカルティック・エモノベル。軽口まじりの寄り道が、いつの間にか奇妙な映画館の話へ向かう。
「どうせならいっそ、はみ出しの極地まで行かないか」。授業への違和感を口にした二人は、図書室へサボりに行くことにする。
- 面白いところ
- 本選びの後の食事や、「不思議体験」の選択から幼少時の映画館の話へ。軽い掛け合いと奇妙な噂が地続きで広がる。
- 気になるところ
- 本を選んですぐにその意味が分かるわけではなく、会話を追いながら手掛かりを拾う導入。早く謎や目的を知りたい人は、出だしをゆっくり感じるかもしれない。
- こんな人に
- サボりの軽口から不思議な体験談へ移る、会話主体のオカルト短編ノベルが好きな人。
- ジャンル
- オカルティック・エモノベル
- 遊ぶ場所
- ノベルゲームコレクション / ブラウザ
- 料金
- 無料ブラウザ版
- 表示言語
- 日本語
- 今回の範囲
- 本選び後の会話から、映画館の「最終日」の場面まで。エンディング未到達
「薄くて、赤くない本」を選ぶ

本を読むのは役作りだという相手に、主人公が本を勧めてほしいと頼む。希望は「薄くて、赤くない」こと。並んだ『雲然家伝奇』と『スペースウィンドウ』から、今回は前者を選んだ。いきなり奇妙な事件が起きるわけではなく、本の話にも二人の性格がにじむ。

選択後は食事の場面へ。大盛りを前に、相手はエネルギーを貯められる時に食べておくべきだと語り、主人公は「命がけだな」と返す。相手の生真面目な理屈に、主人公が軽い突っ込みを入れる掛け合いが、この二人の距離を見せる。

不思議な体験談が、映画館の話へ
次の選択で「どんな不思議体験を?」を選ぶと、幼い頃の映画館での出来事が語られる。本選びや食事の軽口と同じ調子で、不思議な話が入り込んでくる。やがて二人は、奇妙な映画『NOON』を観に行くことになる。
印象に残るのは、相手の生真面目な理屈を主人公が短く受け流す会話の間だ。食べる理由を「エネルギー補給」と説く相手に、「命がけだな」のひと言。少しずれた二人の寄り道を読みながら、日常の奥にある妙な気配を拾いたい人に勧めたい。
つくった人たち
- 制作
- 砂漠灯台 ↗
本や体験談を選ぶと、二人の会話が次の寄り道へ進む。
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